![]() 雨降りの休日、堀井和子さんの「2日目のプティ・デジュネ」を捲りました。 堀井さんが旅先で見つけた気持ちのいいホテルやレストラン、 ふらりと覗いたお店での心揺さぶる買い物などについて綴った一冊。 ![]() どんなところに泊まって、何を食べたか。 ホテルやレストランの壁や扉の色、窓から見える風景、ナプキンやお皿の絵柄、 料理スタイリストらしく、細やかなところまで視線が注がれているのが楽しい。 一枚のレシートが旅の記憶を鮮明に蘇らせることがあるように、 気取りなく語られるディテールから、訪れたことのない土地の情景が浮かび上がります。 ![]() よく晴れた休日の一日、シートと冷たいお茶だけ持って植物公園へ出かけました。 お弁当は近くのお弁当やさんで、おにぎりと玉子焼き、鳥の唐揚げ、ポテトサラダ。 桜はすっかり緑の葉に変わり、躑躅が色鮮やかな花を咲かせていました。 ![]() シートに腰を下ろし仰向けに横たわると、 目の高さにどこまでも続いて見える小さな草花。 風にのって鼻先をかすめる草いきれや、近くでお弁当を広げる人たちの賑わいに、 ほっとするような懐かしさを感じ、まどろんだ午後です。 ![]() 食器棚の整理とか、ベランダの鉢物の植替えとか、 読みかけの本を読む、借りたままのDVDを観る、 買い物にも出かけたいし、なんて。 お休みの前はあれこれしたいこと数え上げるのですが、 予定通りに片付いたこと、ほとんどありません。 ![]() 雨のなか、ライラックを一枝買ったら、 枝分かれして花がふたつ付いていました。そんなことが何だか嬉しい。 ![]() 柔らかな香りに包まれながら、 床も磨きたいし、散歩にも出かけたいし、ピクルスも漬けたいし。 またあれこれ思い巡らし始めるのでした。 変わりやすいお天気。 まだ少し肌寒い日もありますが、 公園や街路樹の新芽の緑が目にやわらかです。 ![]() 知り合いと一緒に好きなお店のSOLDEを覗いて、 小さな革のバッグを見つけました。 お財布と携帯しか入らなそうと思ったけれど、 色合いとくたくた感に惹かれ迷った末買うことに。 お休みの日に散歩に出かけるのが、 待ち遠しくなりました。 江國香織さんの「絵本を抱えて 部屋のすみへ」を読みました。 江國さんが子どもの頃に好きだった絵本や、 大人になってから出会われた絵本、選りすぐって紹介してあります。 絵本という媒体そのものが 既に懐かしさを漂わせるものですが、 それぞれの作品について語られる江國さんの言葉が、はっとするほど詩的で親密で、 温かな記憶が呼び戻されるかのように心地良く、 読んだことのあるものも、そうでないものも、 手にとってページを捲ってみたくなります。 ![]() お花は先生のお庭のスオウ(蘇芳)。 マメ科の植物だそうです。 剪定した枝を分けてもらったので、ベランダのアイビーと一緒にいけました。 白い花は初夏の気配を感じさせてくれますね。 ●「絵本を抱えて 部屋のすみへ」(江國香織・新潮文庫)
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