日中少し陽射しの暖かさが感じられた週末。このところずっと調子の悪かったカメラを、 思い切って買い替えることにしました。 もともとお稽古用に使っていたものだったので、 新しいのでも、まずはお花を撮ってみようかなと、 散歩がてら近所の花屋さんへ。 ほんの少し、試してみるだけだから 一本か二本にしておこうと思っていたのに、 お店に入ると目移りしてしまいます。 それでも何とかピンク色のチューリップとスカビオサ、 葉付きのきれいなヘデラベリーに絞ると、 さっきまで一緒だったはずの夫は見当たらず。 近くの公園のベンチで 日向ぼっこして待っていてくれました。 お花もカメラも、ゆっくり楽しみながら 続けていけたらいいなと思った午後です。 先日「ホウ・シャオシェンのレッドバルーン」のことを書きましたが、 小さな息子のいる人形劇師の役を演じた ジュリエット・ビノシュがとても印象的でした。 その少し前に見た「トスカーナの贋作」という映画でも、 偶然彼女が同じような、 息子とふたり暮らしのギャラリー経営者 を演じていて惹きつけられました。 どちらも役柄としてはとくに、 パーフェクトな女性を演じたわけではありませんが、 着なれたコートのようなリアリティと、 馴染んだ風合いから生まれる自然な魅力が感じられて、 さまざまな問題を抱えてはいながらも 自分らしくあろうとする姿は、 もしかしたらもう少し若い頃には、 分からなかった格好良さだったかもと思いました。 レッドバルーンではパリの街並みや 暮らしぶりが、トスカーナではイタリアの 小さな村の風景が、 役柄の個性や作品の世界観を引き立てていて、 見どころのひとつになっています。 お稽古は先生が風邪のためお休み。 お花の代わりに葉付きの蜜柑を一袋買いました。 雪の多い土地に住む知り合いにお見舞いの電話。 仕事を終えて今から車で帰るところと言うから、 かけ直そうとしたら、 エンジンが温まるまで時間がかかるので 大丈夫よと言う。 とりとめもないことを話しながら、 しばらくの間、フロントガラス越しに 降る雪を眺めているような気がしたのでした。 旅先の道の駅で見つけたと、知り合いからトマトソースの瓶詰めが送られてきました。 冷蔵庫にあったオリーブとアンチョビとで、 早速あり合わせのパスタ。 雪深い土地のトマトソース、柔らかな甘みでした。 半休だった午後、借りたままにしていた 「ホウ・シャオシェンのレッドバルーン」を鑑賞。 何ということもなく見始めたのですが、 パリの街をふわりふわりと漂う赤い風船と、 その下で繰り広げられる、小さな家族の悲喜こもごもに、 いつしか心地良く見入ってしまいました。 アルベール・ラモリス「赤い風船」への オマージュとしてつくられた作品。 リアリティのあるストーリーでありながら、 古い絵本を捲るような不思議な安らぎを感じます。 *トマトソースは山形県「産直あぐり」のもの。 アル・ケッチァーノの奥田シェフの指導でつくられたものだそうです。 ●「ホウ・シャオシェンのレッドバルーン」の公式HPはこちら→ 寒さが少し和らいだように感じられた週末。なかなか花を付けなかった鉢植えのビオラが、 小さな花を咲かせました。 所用にて神保町まで行った帰り、古本屋さんの並ぶ通り沿いにある クラシカルな雰囲気のお店、 ブックハウスに立ち寄りました。 ここは児童書が専門と聞いて、 姪っ子にお年玉代わりのプレゼント選び。 ・・・のつもりだったのですが、 懐かしい絵本の数々に時間を忘れ、 すっかり自分が楽しんでしまいました。 あれこれ迷って、 ディック・ブルーナの絵本を数冊。 うさこちゃんのシリーズは 我が家の本棚にも欲しいなんて思ったりして。 いけなおしたヒヤシンス、 雪を被ったように咲いています。 通っていた美容院が店ごと引越してしまったので、 新しいところを探して出かけました。 カラーの色合い、 長さ、ちょっとしたニュアンス、 今までと同じように伝えたつもりでしたが、 相手が違えば、 仕上がりもまた違ってきますね。 それが却って新鮮だったり、意外な発見があったりするものだと、 最近思ったりします。 風の強い一日。 倒れそうになっていた鉢植えのヒヤシンスを、 お稽古の残りの ヒペリカムやラナンキュラスと一緒に 小さくいけなおしました。 寒気の強まるなか、 2月の始まりです。
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